メカトロニクスの塊。
ミシンのハードウエア設計の
全工程に携わっています。

設計

アパレル事業部 アパレルグループ

松浦 敏和

1995年 新卒入社

ものづくりへの志向をハードウエア設計に活かす

もともとものづくりが好きで、高校では電子制御、短大ではメカトロニクスを学びました。当社は開発設計から製造、納品後のサポートまで一貫して行っているので、自分の知識や経験が活かせると思い、志望しました。アパレル事業部は、服飾やファッション関連の市場に向けて、家庭用ミシン、工業用刺繍機の設計・製造・販売を行っています。入社以来、私はここで家庭用ミシンのハードウエア設計を担当してきました。

構想通りにミシンが動いたときやりがいを感じた

市場のニーズや営業のオーダーを受け、構想設計・試作テストを繰り返し、ハンドメイド機で各種評価テストを行います。自分で構想したものが形になり、理論通りに進んだときには大きなやりがいを感じます。ミシンの中の設計は自由度が高いので自分なりのこだわりが発揮でき、それがお客様の感動や喜びに繋がったときには、ちょっと大げさかもしれませんが、これが技術者冥利に尽きることなのだと思います。

実はミシンはメカトロニクスの塊である

ミシンは自動車より歴史が古く、日本のものづくり産業の基礎ともいえるメカトロニクス製品です。時代と共に人力からモーター駆動に変わり、マイコンや制御ICの搭載により複雑なモーター制御が可能となり、数百種類の模様や文字が縫えるまで進化してきました。最近では、自分で作った模様や柄を簡単に刺繍することもできます。世界的にホビーを楽しむ方々のスキルが一段と上がり、高機能・高性能化に拍車がかかると予想しています。

IoTやAI、ミシンの進化はさらに加速する

モノとインターネットを結ぶIoT化は、すでにミシン業界でも始まっています。たとえばUSBで、またはスマホやタブレット端末とミシンをつなぎ、操作や刺繍データのダウンロードなどが可能になります。工業用機では作業中のデータを収集・分析し、作業効率化を図ることも可能です。さらには、AIを搭載すれば学習するミシンに進化させることができます。新しい技術を取り入れながら、お客様に感動をお届けするためにアパレル事業部はチームでフォローしあって進んでいきます。電気電子分野の知識や経験がある人は大歓迎です。