工業の基礎知識を活かし
世界の工場へ向けた
マニュアルを作っています。

品質管理

品質保証部

後藤 沙代

2019年 中途入社

品質保証では女性社員も多く活躍

品質保証は、数値や細かな指示を見逃さない注意力や持続力、根気強さを求められる仕事です。私は工業高校で製図やNC加工、基板などの基礎を学びましたが、それは今の仕事に活かせていると思います。中でも、図面が読めることは品質保証にとって大きなプラス。なぜなら、図面には多くの重要な情報が含まれており、そこから要求された内容や条件を正しく読みとることが品質保証に求められるからです。ここは、製造業の中でも女性が力を発揮できる部門ではないかなと思っています。当社でも、大型で重量のある製品は男性社員が対応しますが、部品の品質保証では担当の半分以上が女性社員です。

部品検査と、部品製造のための基準書作り

部品保証では、量産品の受入検査がメインの業務です。図面に合っているかどうか測定し不良品を除きます。新製品が立ち上がる時には、新製品に必要な部品の検査をまず行ってから、次に部品検査マニュアル作りを行います。目指しているのは、誰にとってもわかりやすく、効率化が図れること。当社では台湾やタイに製造工場があるので、マニュアルは言葉が違ってもわかるよう、写真やサンプルを添付するなど工夫しています。

海外の製造拠点にもわかりやすいマニュアルを

海外の生産拠点で使用するマニュアルは、現地の言語で作成することが必要ですが、ここも品質保証の守備範囲です。日本語で書いたものを翻訳ソフトなどを活用して英語、中国語に変え、上司にチェックしてもらっています。日本語で作成するときも翻訳を前提に考え、難しい専門用語ではない簡易な表現を心掛けています。考え込んでしまうこともありますが、海外の工場を私たちが支えていると思うと、やりがいも大きいです。

自社ブランドを持つ誇りが仕事の原動力に

新製品が開発されると、それまでと共通する部品に加えて、数多くの新しい部品が作り出されます。部品にはたくさんの種類があり、形や素材も、さらに部品の要求内容も様々です。そのため、それぞれに見合った検査をしなければならず、部品検査はより高い精度が求められます。自分で検査し、マニュアル作りをしたものが組み上げられて製品となり、世界で使われると思うと、部品検査という仕事を頑張らなければと思います。